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どこから話せばいいんだろう
3月21日、春分の日。
今日は、京都でcocaさんの個展を見る予定だった。
2か月くらい前からそのつもりで、一泊するなら京都がいいか大阪がいいか
大阪にはいとこがいて、その娘さんが働いているショップに行けるじゃないかと思ったからである。
広島もありだな。ゆっくり温泉でも入って、日ごろの憂さと疲れを晴らすのだ。
なんだか、日ごろには疲れと憂さしかないような日々が続いているような書き方だが、そうなっているのは、自分がそういう受け取り方しかしてないからだろうな。
洗濯物を伸ばさずに干して、取れない無数のしわに後悔とあきらめを手のひらでのしているような。

13年暮らした広島で仲良くしてた友達の娘さんが……。
まだ、信じられない。
小さいころから小学校までの彼女の、かわいらしかったほっぺのふくらみを思い出している。
友達一家が松江に引っ越してしまって、階下に誰もいなくなった。
生活しているという確かな音が消えても、時折、しんとした空気の中に、こつんと何かがあたるようなはじけるような音がした。
あ、まだいるな。
首都と笑い合った。
ほどなくして、私たちもそのアパートを引っ越すことになった。
誰も入居しなかったのは、アパートを解体することが決まっていたからだったんだね。
私たち、きっと、たくさんの影を置いてきてしまった。

お互い引っ越してからは、ブログのコメントなどで近況を報告し合った。
小さかった女の子は少しずつ大人になって、自分の好きなものを見つけてブログを開いた。
そのブログを楽しみに見ては、時々書き込みをした。
ギターを買ったことも彼女の好きないろんな小物なんかも、ブログで見た。
そのひとつひとつが彼女を作っていたんだなぁ。
祭壇の横に飾られてあったエレキギターと皮ジャン。
大きくなってからは会えずに来てしまったけれど、そこにいる彼女のことが見えたような気がした。
きれいにお化粧してもらって、長いまつげが今にも開きそうだ。
薄いピンクのくちびるが少し開いていて、歌を歌っている。

ウカスカジーのCDを買ったのも、それを友達にあげたのも、なんだかみんな彼女のしわざだったのかもしれない。
友達はこれ以上ないほど桜井君を好きなのだ。
これ以上ないほどってことがどんなに素敵なことか、これ以上ないほどになったことがない人にはわからないだろうな。

日帰りの京都行をいろいろ調べて、とにかく時間がないことに気付く。
なんだよ、そんなに遠いのか、京都は。
私は一体どこにいるんだ。

首都をときどき嫌いに思うことがあって、そういう感情をこれまで知らなかった。
京都だって一緒に行くんだろうって、それまでの私なら思っていた。
仕事だからという明確な答えはあるんだけれど、問題は、明確な答えなんかじゃ終わらないのだった。
のですねぇ。
一人でも全然行ける、なのに、追い打ちをかける日々の憂さとか疲れとかで、何年も開けなかった缶詰みたいに、眠っていました。
誰のせいでもない。あいつらの(おのれの、)ぶ厚い皮のせいだ。
がー、cocaさん、ごめんよー、会いたかったよー。
初個展、おめでとう!!

そして、電話をかけた。

ありがとう、ありがとう、つながってくれて、今の私とつながってくれていて、ありがとう!!

影が戻ってくる時間がないと、私は私に戻れないのだ。
きっと、会える、と思う。










 
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