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雨ふれ
しばらくの知らんぷりがたたって、土はしろく変色してしまった。
歩くと砂埃になった。
どこにもないね、足跡。
誰かを探していたような気もするけれど。


寝起きの二階から(これは他所のお宅です)とんとんと軽いリズム。
始発の汽車が走り去っていく。
ガラガラとシャッターの開くペットショップ。
大型トラックと地面が揺れる。
雨じゃないかなと見上げても
一滴も降ってこないときは、違うところで
降っているから
違う音で降っているから

夜明けも次第に遅くなったし
今日はどう見たって曇り。
雨が降ったって
足跡が見つかることもない (けど)
もっと悪いことに、流れちゃうしね
でもさ、もともとなかったもんじゃない
なかったの?

林檎の皮むきがつながってる
ミニカーを走らせる
カレンダーはもうすぐ、また
一枚終わっちゃう。

ソファーに腰掛け
雨を編んでいく
薄い水色の空になれば
ちいさな実のついた細い枝にも
汽車の通る鉄橋の下にも
おだやかな波の海にも
足跡の消えた街にも









| 雨のこと | 06:46 | comments(0) | - | pookmark |
小さなお菓子のふくろ
いろんなものが終わってしまった。
薄い灰色の曇り空の下で、午後の雨を受けながら
なんだか、いろんなものが終わってしまったなと思う。

雨が降ると

いろんなことを思い出す。
思い出したことは終わってしまったことだ。
形を変えて今も残っているのだけど
もう、その形では思い出せなくなってしまった。

雨が降ると

すっかり前と同じ場所にいられるような気持ちになる。
私はちっとも変わっていないから、悲しいこともなにも
起きてなかったところへいけるような気がする。

からになった小さなお菓子のふくろのなかに
雨が降る

満たそうとしているものがある そこに


| 雨のこと | 20:51 | comments(0) | - | pookmark |

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